結婚生活は難しいかもしれないけど成るようになる。だって義務なんだもの。
女の子だって学校を卒業したい。
ふと口をついて出る言葉が我々にとっては親近感がなく、とても重く感じられた。
モロッコの人里離れた山奥に暮らすアマズィーグ族は何百年もの間変わらず独自の文化を守って暮らしている。彼らの何気ない生活を俯瞰して映し出すことで我々には想像しがたい女性問題、地域格差、古いしきたりなどが浮き彫りになる。
伝統やしきたりの中で揺れ動く美人姉妹のうちに秘められた揺らぎや叫び。そして迎える姉の結婚式。。赤いベールの下でもお姉さん複雑な顔してるのわかるくらい、ぎゅっとなった。まだ学生だったのに学校を中退して知らない人と結婚させられる気持ち、突然自由をもぎ取られるのは本当につらい。内容は説明要素は少なめで、ナチュラルな彼らの生活を写していると思います。決して内容は面白いというわけではないですが、変に作り込んでいないので問題提起にはとてもよい内容だったと思います。
