千年以上昔から正義のために人知れず戦ってきた不死身の戦士たちが、現代で組織の陰謀に立ち向かうアクション映画。
あらすじだけだとウルバリンやアンダーワールドみたいな無双がガンガン活躍するストーリーを想像しちゃったけど、死なない以外はわりと普通の人たちで、痛みは感じるし、死なないのではなく、死んでもすぐ生き返るのがなんだか生々しい。戦闘能力も超人的なわけでなく、長い経験や訓練で身につけたっぽいのがちょっとリアル。不死による苦悩もテーマになっていて、見応えがありました。
シャーリーズ・セロンが美しくてかっこいい。アクションもキレキレでとても40代とは思えない。よくこの年代になってからアクション女優になったなぁ。千年以上生きてる設定の余裕や苦悩もにじみ出てて、まさにハマり役でした。
傷の描写がエグいのは好みが分かれるところかも。正体を隠してどうやって仕事や生活をしてるのかも気になった。あと、彼らが大昔に世界にどんな貢献をしてきたか簡単に調べられちゃうのは、さすがにご都合主義だと思った。この辺は漫画が原作だから仕方ないのかな。
敵が不死を解明して儲けようとする製薬会社というのはいいとして、医学に役立てようという目的自体は悪いことじゃないから、あんな強引なことせず、まずは普通に交渉すればよかったんではって気も。
そうした細部はNetflixオリジナルらしい雑さやユルさを感じましたが、全体的にとても面白く、満足しました。続編ありきの終わり方だったので次が楽しみです。
