自伝的な映画ということなので、ものすごく大きな事は起こりません。
ちょっと大人になりきれていない…と言うか、大人になりたくない青年の日常を描いています。
7才で消防士の父親を亡くしてから、精神的にも不安定で物事に集中出来ず、定職も持たず、マリファを吸い仲間と戯れる日々を送るスコット。
シングルマザーの母マギーに新しく恋人が出来たことで、ただでさえ複雑な心境のスコットなのに、新しい恋人レイも消防士だと言うから心中穏やかでは無い。
なんやらかんやらと破局させようとしたり、逆に母親から家を追い出されたりとか。
元発達障害の24才の青年を、生き生きと演じたのはピート・デイヴィッドソン。
どうしようも無いのになんか憎めないし、妙に説得力のあるキャラクターだと思ってたら…
本人だったのね。
彼の存在は知りませんでした。
有名なんですね。
新進気鋭のスタンダップ・コメディアンだそうで、有名人と浮名も流しているようです。
映画の中でも、かなりいい加減な性格なのに、何故か(?)女の子に好かれているから、現実もこんな感じ??なのかなと思ったりして。
実際のピート・デビッドソンの父親は、911で犠牲になったというのも知ってとても驚いた。
なかなか面白かったけどちょっと長かったかな。
スタテン・アイランドって聞いたこと無かったけど、ニューヨーク市で、意外と身近(?)なところだったのね。