ハナカズキ

キング・オブ・スタテンアイランドのハナカズキのレビュー・感想・評価

3.6
前半は何を言いたい映画かよくわからなかったけど、後半ようやく話が展開していきました。

発達障害とクローン病、父親の死。それらを言い訳にして定職にもに就かずなんとなく生きている主人公が、少しずつ自分と向き合っていく話。

最後にマンハッタンに着いたシーンでは、見ていた私もやっと息ができたような開放感がありました。

その時に、それまでのスタテンアイランドでのシーンは、ずっと息をひそめるように映画を見ていたことに気付きました。

この閉塞感と開放感はまさに主人公が感じていたこと。知らず知らず、主人公の抱えていたものを共有しながら映画を見ていたようです。
監督の手腕よ。

最後に、お母さん役の方どこかで見たような、と思っていたらマリサ・トメイだったんですね!
私は映画を見ていなかった期間が長かったので、すごく久しぶりに見ました。歳を重ねても相変わらずキレイでお元気そうで、旧友に久しぶりに会ったような気持ちです😊
ハナカズキ

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