ドイツのシリアルキラー ‘’フリッツ・ハールマン‘’ の物語♬✧*。
制作はファスビンダーで後半にちょいちょい出てくる。
肉屋で情報屋のハールマンは家出少年を家に誘っては強姦し、喉笛を喰いちぎり殺害する。死体を捌き遺留品までもを屋台で売る。こんなおぞましいシリアルキラーがいたなんて知らなかった！！
グロ描写とかは一切ないけど美少年は目の保養になるのでそこは評価したい。美少年ばかり狙ってて異常だよ。そして警察も異常。

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ホモ男の人肉売りハールマンフリッツの映画化。「殺人紳士録」によると第一次大戦後に密輸入した肉類をヤミ売買していたハールマンは、人肉に目をつけて大量殺人を犯した。ハールマンは浮浪児たちをおびき出し、住屋に誘い込んで殺害。被害者の衣服は売り払い、死体の肉は細切れにして獣肉だと偽って肉屋に売り込んだ。ハールマンは公判廷で男色をはじめとする変態行為を明らかにしている。
ウーリー・ロメルの監督作をファスビンダー劇団員たち総出で祝っているような感じ。ほぼファスビンダー映画だけど、ファスビンダーはこれだけ分かりやすい異常者の映画は撮らないような気がした。

美しい無表情ピアノ少年の死体と寝そべっているところを見つかり、恋人が言ったセリフは「いつ戻ってくればいい？」この二人の関係がメインだが、上の部屋で子供が解体される音を聞いて思わず自分の首を絞めるカーステンセンもいれば自分のレストランの肉の宴で下ネタと新曲を披露するブリギッテミラもいる。関係者全員の後ろ姿がカメラから遠ざかってゆくラストまで冷え冷えと素晴らしい。クルトラープによる三蔵法師からの見事な裸サスペンダー、愛の嵐とどっちが先？