最初に言っておきますが，本作に合わせて過去作を復習する必要はございません．こんばんわ．三遊亭呼延灼です．どうしても，と仰る方には接点あるの『バンブルビー』くらいですかねぇと申しておきます．プライムの台詞で連続性が仄めかされましたですしお寿司．
で，監督がマイケル・ベイからスティーブン・ケイプル・Jr.に変更され，浪花節が増えました．さらには過去作との整合性の為か，戦場が人目につかない南米の奥地になってしまい破壊カタルシスが減少いたしました．これは好みの問題なので云々はいたしませんが，私にとってはちょっと寂しい新三部作の嚆矢になりました．視聴中『パシフィック・リム: アップライジング』が頭をよぎったのは言うまでもありません．あれも本作同様に大自然（怪獣映画として富士山を選ばなければならなかった事には同情いたします）が舞台になってしまって，スケール感を感じられなくってしまいました．その分，戦闘に集中できたという側面は・・・人によって評価バラつくかしらねぇ．
ヒロインがパツキン・エロエロねーちゃんから市井の人に変更されたのも，個人的にはとても残念でした．ベイ監督の女性の趣味は，ポリコレなんて吹っ飛ばせ級に下半身直撃で大変好ましかったんですがね．その代わりといっちゃあなんですが，アーシーのフェチ的エロチシズムが堪能できたので，それは良しとしましょう．
トランスフォーマーの定番感想，「いったいどれだけの製作費が本作には投入されたのだろうと愕然としながらの視聴」が発動するような作品では，私にとってはなかったのでちょっとスコアは厳し目にしましたが，来年公開予定の『Transformers One』は前日譚のアニメだそうですが，カタルシス感じさせておくれよ!!
