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ジョン・ウィック:コンセクエンスのGINのレビュー・感想・評価

3.9
復讐に燃える伝説の殺し屋を描く『ジョン・ウィック』シリーズの第4作。

粛清の包囲網から生還を果たしたジョンだが、主席連合の魔の手は弱まることなく、盲目の達人ケインを筆頭にジョン・ウィック狩りが始まる。
これまで聖域とされたNYのコンチネンタルホテルも爆破され、日本の友人に協力を求めるため、ジョンは大阪のコンチネンタルホテルへと向かう―。

この作品が『ジョン・ウィック』の最終章。
宣伝のとおり、行いには報いがあるという話でした。
ラストには息を呑んだけど、シリーズの最終章として見応えのある作品だったと思います。

ニューヨーク、大阪、ベルリン、パリ…と自由を求めて伝説の殺し屋ジョン・ウィックが裏社会を支配する組織との決着に始動。
「迷惑かけてすまない」
…と、たどたどしい日本語を喋るキアヌ・リーブスには思わずニンマリ😁
他のキャラクターも所々で日本語を喋るけど、全く違和感なく、大阪編は心地良く鑑賞できました。
それにしても鑑賞時間が長かったな。
シリーズ通して1、2、3、4とどんどん鑑賞時間が伸びていってるんだよね。
たぶん3時間近くあったんじゃないかな。
ストーリーも、シリーズには珍しく会話シーンが少し増え(相変わらずジョンの台詞は少なかったけど…)、アクションとのメリハリが出来た分、「このシーンいらなくない?」と感じるシーンも多かったようにと思います。

俳優さんでは…
ジョンの旧友シマヅ役に真田広之さん。
盲目の達人ケイン役にドニー・イェンなどアクション映画スターが集結。
刀や仕込み杖、ヌンチャクなどの武器とギミックを使用して、それぞれ特徴のあるアクションでスクリーンを魅了してくれました。
カッコ良かった(⁠^⁠^⁠)
ジョンの階段落ちは圧巻だったな😏
ちなみに私のお気に入りのキャラクターは、シャミア・アンダーソンが演じる犬を扱う暗殺者の「名も無き男」トラッカー。
暗殺者にも色々と流儀があるところも『ジョン・ウィック』シリーズの良いところだと思います。

残念なのは、ジョン・ウィックに敬意を払うNYコンチネンタルホテルのコンシェルジュ、シャロンの扱いがぞんざいだったこと。
これまでシリーズに献身的で如何なる時も最大限のおもてなしをするという良いキャラクターだっただけに、それに見合った扱いってものを考えてほしかったかな。
シャロンを演じたランス・レディック、この作品が遺作となってしまいました。
この場をかりて亡くなったことにお悔やみ申し上げます。

最後に…
エンドロールの後にも映像が流れるので、お見逃しなく😊
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