にゃん

クワイエット・フレンド 見えない、ともだち/ゼット 見えない友達のにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

Zはほとんど姿を見せなかったが、時たま見える姿が悪魔の具現化のようできみ悪さが際立っていた。まさか息子と遊ぶ"何か"が、自分も幼少期に遊んでいた"何か"だとは思わないだろう。それに気づいたシーンでゾワッとした。
最後ハッピーエンドが良かったが、どんよりエンドだったのが逆にリアリティあった。

ストーリー↓
「子供は誰しも"空想の友達"を持つものである。そして大人になるにつれて忘れていく。」

一人息子はなかなか友達が出来ない問題児。遊び相手はいつも"空想の友達"だった。"Z"と名前をつけて、誰もいない場所に呼びかける息子にきみ悪さを感じ始めた母親は周囲に息子と友達になってくれるよう頼むも上手くいかない。ある時、自分の幼少期のビデオを観ると"Z"と呼ぶ空想の友達がいたことを知る。偶然とは思えない一致に精神科の先生へ相談すると、かつて母親も幼少期に先生の患者だったと聞かされる。Zの存在に怯えた両親が連れてきたのだった。Zは息子を通して彼女にコンタクトを取ろうと近づいてきたのだった。
息子を守る為にZと2人きり、家に閉じこもり一緒に遊びながらも助けを呼ぶタイミングを見計らう。しかし助けを呼んだ所をZに気づかれ息子を人質に取られてしまう。
駆けつけた精神科の医師は「Zは君の頭の中で生み出したものだ、君にしか止められない」と家の外から呼びかける。彼女は必死に考える。


息子は無事助かるも、彼女は精神消失の状態に陥ってしまう。気力を失った彼女の介護を彼女の妹が行い、彼女の息子の世話も妹がする。

果たして彼女はもう"帰らぬ人"となってしまったのだろうか。
にゃん

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