俺は 地元で警官が 捜査と称して暴力を振るうのを見て 現実を知ったよ
ベトナム戦争時の戦友、ノーマン(チャドウィック・ボーズマン)の遺骨と、その時に彼らが埋めた金塊を探しに、退役軍人の4人が、再びベトナムに集まる。
彼らは無事、ミッションを成し遂げる事が出来るのか?
なーるーほーどーですねー!
ベトナム戦争を通じ、現代にしっかり警鐘を鳴らす、スパイク・リー監督らしい作品でした。
ノーマン、そして『PTSDを通した』ポールの語り、行動は、ベトナムに従軍した黒人兵士達の怒りだけでなく、正に『今直面している問題』にもしっかり通じており、考えさせられます。
ベトナム戦争、当時の社会問題に言及したマービン・ゲイのアルバム『What's going on』の楽曲が使われていますが、双方の内容にマッチし、見事でした。
ワーグナーのワルキューレ使いは、『地獄の黙示録』オマージュですね。
地雷の件は、畳み掛けるような緊張感に、シビれました。
スパイク・リー監督は常にそういう姿勢ですが、今作と現状のシンクロぷりは、ちょっと怖いです。
後半のあるシーンなんか、『こういった事があって、映像足したのかな?』と思ってしまうくらいでした。