自己満足点 72点
(今回は比較的短文です)
ブラッククランズマンのスパイク・リー監督が、ベトナム戦争を題材にしたNetflixオリジナル作品。
ベトナム戦争時代に現地に残してきた戦友の遺体と埋蔵金を探すために訪れた黒人の元兵士が、探しながらベトナム戦争時代の爪痕を思い出す重い内容ですが、意外と前半の方はコメディタッチで描かれたりするなど観やすかったです。
それでいて、現地での場面や戦闘シーンは本当にハラハラして良い意味で重く描かれ、「憎しみは憎しみを生み出す」というテーマが一貫していた気がして、最後の埋蔵金の行方も「なるほど」と感心させられました。
また、主要人物は無名ながらもみんな素晴らしい演技でしたし、チャドウィック・ボーズマンの聖人ぶりが良かったです。
ただ、ブラッククランズマンでもそうでしたが実際の戦場や実在の人物が本物の映像で出されます。
実際の処刑の映像や戦場の遺体の写真を入れてくるのは本当に止めてほしいです!
ブラッククランズマンはまだ入れてくる意図が理解できましたが、今回は入れる量も多すぎるしリアルな映像や写真を入れたことによって却って安直に感じるし気持ちが離れます。
また、時間も長いです。
もう少し削っても良かった気がします。