このレビューはネタバレを含みます
白目の家族写真にときめいてから、ずっと観たいと思ってた作品。
映画は面白かった！
テンポいいし、どん底から這い出た主人公が、また別の闇に囚われていく過程は見ていてドキドキしました。
ただ、幸せの絶頂のシーンみると、このまま幸せでいてくれ～と思わず願っちゃいました。そんなん映画としては面白くないけどね。(絶頂と言いながらも、3人ではしゃぐシーンの空は不気味にどんよりしてて、主人公の行く末を暗示してたわけだけど)
とにもかくにも、ひかりの闇が深い。なんであんな闇深く育ってしまったんだろうか。
主人公は継母だから、ひかりに強く出れないのはわからないでもないけど、父親も完全に娘の言いなりだったし、ふたりとも実親と上手くいかなかったから、自分はそうなるまいと間違った子育てをしてしまったということなんだろうか。
こどもの味方でいることは大前提としても、こどもの顔色伺って、やることなすこと全肯定てのは違うもんなぁ。なんてグルグル考えちゃったり。
…あれ、これ子育てを考える映画だっけ？笑
とりあえず、シンデレラは本当に幸せだったのか？おとぎ話の裏を描いたストーリーてのは面白かった！
けど！
ラストシーンのおぞましさはなんとも…。
殺された生徒の親の気持ちを考えたらいたたまれなくなるわ。
イッちゃってる家族に染められて、不幸せから一転、歪な幸せに囚われた女性のお話でした！
幸せっていったいなんなんだ！
