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哀愁しんでれらのnashのネタバレレビュー・内容・結末

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

上品で奇妙な世界観。

鬱っぽい作品が好きなので好み。


家族には愛があれば何でも乗り越えられる

子育てはそんな簡単なものではないのですね。

子供にどれだけ愛情を注いでも良い教育をしても思い通りに育つとは限らない
その覚悟があって子供を持つ人なんて世の中に何人いるだろうか


愛情表現が過激な子供を中心に一見まともな夫婦が歪んでいく。他人事では無い。

でももっと周りの人に相談すべきだった。家族で全部何とかしようとするのは責任感があるようで無い。


旦那、父親の大悟
低学歴の人々を蔑んでいる。
飼っていたウサギは剥製にし、子供の頃から毎年自分の裸体をデッサンし部屋に丁寧に並べて飾る
それを出会って間も無い妻に「これは正しいことだ」と言わんばかりに嬉々と紹介できる少し社会とズレた価値観

娘にはそのDNAがより強く引き継がれたのではないかと思う。

もっと社会を頼れ。自分の愛情を、子供を、過信してはならない。
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