アイスランドの幼馴染みの音楽大好き男女が、欧州最大の歌合戦大会ユーロビジョンに出場して夢を叶えようとするコメディ。
ストーリーは王道で軽い気分で観れる内容。ウィル・フェレルらしいマヌケなキャラや、ベラルーシ?の変なメタルバンドなど出場者のパフォーマンスはそれなりに笑えた。実際のユーロビジョンをテレビででも見たことがあれば、もっと楽しめたかも。
アイスランドや、大会会場のスコットランドのエジンバラの風景はとてもきれいだった。曲もなかなか良かった。人口35万人の小国アイルランドの経済が金融業でもってることを皮肉るエピや、10年前の金融危機のネタもあって、ちょっとウィットに富んでいた。
ただ、内容は薄く、中だるみもあって120分は長く感じた。90分でいい内容だった。
あと、最近の作品でつくづく思うんだけど、ウィル・フェレルはもう歳を取りすぎてて&顔が年齢以上に老けすぎてて、こういう役にはかなりの無理を感じる。レイチェル・マクアダムスと同年代の設定って、いくらなんでもおこがましすぎる。ピアース・ブロスナンが父親役ってのもないでしょう。なんならピアース・ブロスナンの方が若く見えるし。
そして何より、アイスランド人の話なのに、主要キャストがみんなアメリカ人やアイルランド人やカナダ人で、言語が英語ってのはどうなのって思っちゃった。日本が舞台の映画で主要キャストが中国人や韓国人で、英語や中国語だったらやだよなぁ。
そういう野暮なことは考えずに観るべき映画なんだろうと思いました。