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『A Russian Youth(英題)』に投稿された感想・評価

[ロシア、少年が"聴いた"戦場という地獄] 80点

アレクサンドル・ソクーロフの門下生であり、その経歴からカンテミール・バラゴフとも比べられるアレクサンドル・ゾロトキンの監督デビュー作。同年にバラゴフの長編二作目『Beanpole』がカンヌ映画祭を席巻したこともあり、ロシアの新世代の台頭が再び世界に示された年でもあった。本作品は、第一次世界大戦に従軍したロシアの少年兵アレクセイを描いており、粒子の荒いカラー映像は題材も相まって『彼らは生きていた』を想起させるが、直接的な視覚表現を使って少年兵が経験する戦場という地獄を描いた本作品は、『炎628』に近い。アレクセイの顔もどこかフリョーラ少年に似ている気がする。

クロスカットで劇伴を演奏するタヴリチェスキ・オーケストラの練習風景が挿入される。彼らはラフマニノフのピアノ協奏曲第三番と交響的舞曲を演奏しているが、兵士たちの会話の裏で演奏に対する指揮者の指示や演奏者同士の会話が飛び交い、時間を超えた二つの世界が融合したような感覚に陥る。クロスカットには演奏中/休憩中の演奏者たちの顔がアレクセイの行動に反応するかのように配置されており、彼らは映画の一員でありながら、ライブ演奏を聴いているようで、かつ観客のようにも見えてくる。このオーケストラの存在は、過去に起こった出来事を現代に蘇らせるような役割の他に、往年のソ連映画を思わせる泥臭い戦争映画と現代ロシア映画の橋渡しの役割すら負っていることに気付かされる。

ドイツ軍の放った毒ガスによって失明したアレクセイ少年は、除隊することを異様に嫌って前線に残ることを希望する。同じ部隊の兵士たちは彼に仕事を与えたりからかったりしながら、同僚としての日々を淡々と過ごしていく。彼は大きなラッパのような機器に耳を当て、ドイツの戦闘機の有無を警告する役割を得る。彼は耳を使って"聴く"という行為で戦場という地獄を体験し、同じく音を与えるオーケストラの役割も余計に重要になる。

第一次大戦期のロシアについて、二次大戦以降語られる作品は多くない。革命、飢餓、内戦、粛清、二次大戦と続くロシア/ソ連の受難が幕を開けることは、誰も知らなかった。
記録映画っぽくする為か映像がフィルム風に加工されているのだけど、それで終盤とか暗くて見にくいシーンとか多かったのはどうかと思った。

あと音楽付けてるシーンも作品の映画性を出す為のもので出オチ感は強かったが、最後のカタルシスに繋げていた点は良かった。

問題点も多かったけど、初長編としては中々志の高い作品となっていたのでそういうところは評価したい。
ntkseng

ntksengの感想・評価

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主人公の男の子がひたすら危なっかしいので、母親のような気持ちになった.. 愛せる こういう視点の戦争映画ならずっと見ていたいね