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あのこは貴族のtottsunのレビュー・感想・評価

あのこは貴族(2021年製作の映画)
3.9
「あのこは貴族」🎬25
都会に生まれ、結婚こそが幸せという価値観を抱く20代後半の榛原華子(門脇麦)は、結婚を意識していた恋人に振られてしまう。名門女子校時代の同級生たちの結婚や出産を知って焦る彼女は相手探しに奔走し、良家出身で容姿端麗な弁護士・青木との結婚が決まる。一方の時岡美紀(水原希子)は富山から上京して慶應大学に進むものの中退、働いていてもやりがいを感じられず、恋人もおらず、東京で暮らす理由を見いだせずにいた。全く異なる生き方をしていた2人の人生が、思わぬ形で交わっていく。
原作の小説は未読です。
邦画にしては本当に珍しいほどの落ち着いたトーンのポスターに驚きつつ鑑賞したところ作品自体もとっても落ち着いた雰囲気でした。
デザインを手がけているのが大島依提亜さんと知って納得。
気がつけば門脇麦は初めましてかも。
じっくり作品見たことなかったな。
水原希子はあんま好きじゃ無いんだけど…今作の印象は落ち着いてて意外と良かったなぁ。
上京して10年以上経つけどカーストなんて思ったことなかったな。
自分が上級クラスの方達の生活に踏み込んでこなかっただけか。
慶應大学ってだけで私としては内部者だろうが外部だろうが上のクラスに思えるんだけどな。
垣間見えるマウントや嫌味がチクチク刺さって嫌だった。
結婚しない、子供を産まない人生があったって良いじゃ無いか!!叫びたくなった。
後継とか関係ない家柄で私は本当よかったよ。
眠くなるトーンとかでは無いけど終始静かでこっちの心をスクリーン越しに見透かさせれているみたいでした。
最後の華子の笑顔が1番自然体でよかったな。
私的には☆☆☆.9かな。
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