リドリースコット監督による中世史劇。ディレクターズカットで3時間超の内容だが、何度観ても見飽きない😆
しかしキリスト教とイスラム教との対立を軸として、エルサレムを舞台とする歴史上の一大攻防戦、そこに架空の人物と実在の人物を織り交ぜて描き切る監督の力技！こうした作品に金を出していた当時のハリウッドの景気の良さと、大型プロジェクトを数本、破綻なく当時仕上げるリドリースコットのプロデュース力。作品も凄いけどそれを巡るバックも凄いと思う次第😃
寒々しい蒼色の冬のフランスから始まる史劇は最後また同じ舞台に戻って終幕。途中様々なドラマがいるが、動より静のカットに心惹かれた。
エルサレムへの出航する地中海を俯瞰するシーン、エルサレムの丘でキリストを想う場面、石を投げると枯れ草に火がつき、その隣の枯れ草にも焔が移る場面…CMで鍛えた監督のビジュアルセンスには舌を巻く。
エルサレム攻防戦をはじめいくつかの戦いの場面はあるが、CGを補完的に使い、驚くほどのモブを使用した撮影ももっと評価されてもいいと思うなぁ🎬😃
デビュー作だったエヴァグリーンの美しさも堪りませんが🥰併せて娯楽性と重厚性を楽しむには尤もな作品と思います🎬😃
