きゃん

アップタウン・ガールズのきゃんのレビュー・感想・評価

アップタウン・ガールズ(2003年製作の映画)
3.5
ロックスターだった父親の遺産で何不自由なく暮らしてきたモリー。ある日遺産の管理を預けていた会計士が失踪し、一文無しになってしまった彼女は8歳児の子守の仕事をすることに。
自由奔放に生きて子供っぽいモリーと、可愛げがなく大人びているレイ。正反対の2人は反発し合いながらも、お互いに刺激を受け、心を通わせながら友情を育んでいく。

レイは潔癖症で神経質でいじっぱり。大人になろうとすることで心のバランスを取ろうとする、孤独な女の子。可愛げがない子だけど、ダコタちゃんが演じるとかわいすぎた。お目めクリクリで、白い肌にバレエのレオタード似合いすぎてた。お嬢様だけに着ている服もかわいく、部屋の小物もかわいかった。あのアフタヌーンティーセット欲しい。

モリーは自由気ままでおバカでドジで子供っぽい。そんなモリーだけど、周りの人はなぜか彼女を放っておけなく、見捨てられない。ひたむきで明るくて前向きな性格が人を惹きつける。笑顔が素敵。

子どものような大人と、大人のような子供。正反対な2人だけど、不安と孤独を抱えているという共通点を持つ。真っ直ぐぶつかってくるモリーにレイは心を開いていく。学校の同級生にモリーの悪口を言われ飛びかかるレイが素敵だった。その後にモリーまで悪口を言ったシッターに飛びかかっちゃうのは笑った。
2人で無言でコーヒーカップを回し、レイがモリーに抱きつくシーンはぐっときた。

友情に年齢は関係ない。心が温まる作品。
きゃん

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