このレビューはネタバレを含みます
ジブリ美術館でTV版鑑賞。
思ってたより面白かった!
ジブリの歴代の主人公に感情移入できないので嫌い。
という人は、わりと楽しめると思う。
宮崎吾朗のカラーが出てきた感じで、脱「ジブリっぽさという呪い」を、今後も、応援したくなった。
アーヤが吾朗で、マンドレイクが駿で…
古参のメンバーが○○…
いや、お母さん魔女がもしかして…
などと制作裏事情などを投影して観てしまうと、
「揚げ焼きパン」と「フレンチトースト」の違いなんてわかるかよ!
だって作ったことないもん!
頑張れ、吾朗!
みたいな。
ものづくりは、根付くまでが大変だよね…と。
さよなら、全てのジブリ(駿)ファンたち。
っていう時代が来てるのかな…
蛇足…
もし、この作品を宮崎駿が監督していたら…
アーヤは苦境にめげない、努力家で頭のキレる、寂しさを抱えた前向きで明るい少女。
になっていたと思う。
そこに、冷ややかに大人たちを観察し、相手の思うように行動してあげる、優等生のあざとさも、愛すべき子供像じゃないですか?それが現実ですよお父さん…
子供だって汚いし、ずるいし、馬鹿じゃない。
こういう純粋さもあるじゃないですか…という私小説を足すと、吾朗版になる。
と思った。