このレビューはネタバレを含みます
アヴちゃん、本当に良かった。適役。
泥黒い力強さと燦燦たる色気…
純粋な狂気みたいなのが、もう犬にメロメロ。
素で喋るとこのヘロヘロさも完璧だった。
顔もアヴちゃんで良いじゃんよ。
そこの表現がメルヘンなら、なんでそこは延々とリアルな「模写」なの?っていう作画イライラ。
実在の人物モデルなのは分かるし、その時代と地続きだよ現在、っていうのも分かるが…
「その瞬間、本当はそうじゃないんだけどそう見えた。めっちゃ…ドキドキした…」
っていう、そのエンターテインメントの醍醐味である「気持ちよさ」がちょっとワシにはもの足りんかった。
素顔があのお面の顔でも良かったな…
一瞬、そう見えるっていう。
ギョッとするよね。
始末しろ!に応えて、
お前が作り出した呪いをちゃんと始末して、代償にパパさんの正気を奪っていく面さんでもリアルだった。
犬の歌を、聞いていたい。