自分の寿命がわかるなんて毎日気が重くなりそうで嫌だけど、残り数日って実感するからこそやりたいことにとことん挑んでいけるというのもまた事実で考えさせられた。ストーリーは平たく言えば偶然同じ病室になった二人の男が友情を育み、『死ぬまでにやりたいことリスト(棺桶リスト)』を決行していくというもの。残り時間短いのに修復ができないくらいの喧嘩別れをしたシーンはハラハラしたけど、終盤にリストの伏線が一気に回収されていって序盤のシーンに繋がるのは気持ちがいい。
残り少ない寿命モノ(明確なジャンル名がわからない)ってその人間の本質が見られるし人生の最後って誰しも一度しか味わえないので、色んな人生を堪能できるのは映画ならではの題材で良いし、それらを90分余りで描ききっているこの作品は凄い。
