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BEGINNING/ビギニングのmarikabraunのレビュー・感想・評価

BEGINNING/ビギニング(2020年製作の映画)
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アケルマンのジャンヌディールマンへのオマージュとハネケの香り。燃えさかる教会のロングショットから徐々にボケた焦点がフレームインする少年に合うまでの冒頭4カットで高まる期待。美しい映像は物凄く好みだったけれど最後でズリ落ちた。「人生が私を置いて進んでいく」「何かが始まるか終わるのを待っている」と話す彼女の容れ物としてしか扱われない自己犠牲の日々との決別として見た。
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