ナツミオ

スザンヌ、16歳のナツミオのレビュー・感想・評価

スザンヌ、16歳(2020年製作の映画)
3.7
WOWOW録画鑑賞
【映画に出会う!フランス映画の傑作たち】

”初恋はどんな味⁈“

スザンヌ・ランドンの稀有な才能に触れる。

俳優一家に生まれたフランスの注目の新星スザンヌ・ランドンが、弱冠20歳で監督・脚本・主演を務め、憧れの年上の男性と運命の恋に落ちる少女の姿を切なく描いた青春初恋映画。

原題 『Seize printemps』

2020年仏作品78分
監督・脚本 スザンヌ・ランドン
製作 キャロリーヌ・ボンマルシャン
音楽 ヴァンサン・ドゥレルム
撮影 ジェレミー・アタール
出演 スザンヌ・ランドン アルノー・ヴァロワ フレデリック・ピエロ フロランス・ヴィアラ レベッカ・マルデール 

翻訳者 手束紀子

(WOWOW番組内容より)
両親と姉とともにパリのモンマルトルで暮らす、16歳のスザンヌ(ランドン)。高校生活に退屈し、同級生たちとも微妙に距離を置いていた彼女は、通学途中にあるカフェや劇場の前でたまに見かける年上の男性に心惹かれるようになり、彼の様子を遠くからそっと観察するようになる。その男性ラファエル(ヴァロア)は、劇場で開演間近の舞台劇の稽古をしているところだった。やがて彼と実際に知り合い、付き合うようになった彼女は、甘酸っぱい恋の味を知る……。

(WOWOW解説より)
「TITANE/チタン」のヴァンサン・ランドンと「愛しのベイビー」のサンドリーヌ・キベルラン。ともにフランスの人気俳優である2人の愛娘として2000年に生まれたスザンヌ・ランドンが、15歳のときに執筆した脚本をもとに、本作で念願の監督デビュー。

年上の男性に恋した多感な高校生の少女の胸の高鳴りや不安、苦悩を自らの初主演で甘酸っぱくも切なく描き、2020年カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションに選定されて大きな話題を呼んだ。
共演は「BPM ビート・パー・ミニット」のアルノー・ヴァロワ。

16歳の少女スザンヌの初恋を瑞々しく描く。
現代を描きながら、スマホ、PC、SNSが登場しない。そして性描写も無いので、普遍的な“初恋”へ主人公が出会い、ためらい、戸惑う彼女の想いに共感できる。

余分なものをカットしたシンプルな作りも好感‼️


以下、ネタバレあり
【印象のシーン】
・初デートの約束後、通りを1人歩くスザンヌが踊り喜びを全身で表すダンス・シーン。

・登校前、カフェの朝食デート
ラファエルの好きなオペラを聴きながら、2人が息のあった演技‼️
スザンヌのスラリとした腕、細い指先まで生かした演技が素晴らしい……。

・そして今度は開演前の劇場で、同じオペラをバックに2人の現代演劇

その他
・タバコのゴロワーズ一箱8.5ユーロ⁈
 今のレートだと日本円で1285円⁇⁇
 高〜い‼️‼️

・グレナデン(ザクロ)・ソーダが飲みたくなる!

多分…
スザンヌにとって、初恋の味は、
ゴロワーズとグレナデン・ソーダかも⁈



【忘備録】ネタバレ無し
(キャスト)
・スザンヌ 
スザンヌ・ランドン

・ラファエル
アルノー・ヴァロワ

・スザンヌの父
フレデリック・ピエロ

・スザンヌの母
フロランス・ヴィアラ

・マリー
レベッカ・マルデール
ナツミオ

ナツミオ