本作は『ゴッズ・オウン・カントリー』のフランシス・リー監督・脚本作品🇬🇧
時代物で海沿いの小さな町が舞台、そして身分違いの女性同士が惹かれ合う話
となるとどうしても『燃ゆる女の肖像』と比較してしまいます
主演はケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナンという演技派女優の共演
台詞ではなく些細な仕草や雰囲気での感情表現とかは素晴らしかった
ですが『ゴッズ…』ほど互いの見えない感情の起伏が伝わらず、いきなりキース♡みたいな印象でした
どの辺りから惹かれあってたのかなぁ
『燃ゆる…』のように感情が揺さぶられる程でもなかったし
封建的な男中心の社会で生きる息苦しさがふたりともあるはずなんですけど…
ラストもいい感じの余韻は残りますけど、なんとなくモヤッとでした
やはり監督は男性を撮らせた方が上手いのでは、などと穿った見方をしてしまいました
『燃ゆる…』『ゴッズ…』のどちらも見ていなかったら、もう少し美しい映像に浸れたのかもしれないですね