このレビューはネタバレを含みます
海辺の田舎町、裕福な女と貧しい女。
陰鬱な街の鬱屈した二人の女同士の愛の物語。
燃ゆる女の肖像と凄く似た設定。
閉鎖的な街や、現代より更に男尊女卑の酷い社会に居たら女は男に愛を求めるより分かり合える女と愛し合う方が自然で幸せなのかも知れない。
この話の時代より現代はいくらかマシにはなっているものの、まだまだこの社会で女は生き難い。
メアリーとシャーロットが今の時代のイギリスに生きていたら、ロンドンの街を手を繋いで歩いたり、人前で堂々とキスしたりしていただろうか？
燃ゆる女の肖像のラストは別れで終わったけれど、本作のラストは見る側の想像に任せられている。自分的にあの終わり方は同じ百合映画のキャロルに少し似ているので、きっと二人はまた付き合い出したのだと思いたい。
それにしてもケイト・ウィンスレットの体当たり演技が素敵。
浜辺で野ションして手をスカートで拭いて、その手でパンむしって人に差し出すってw
かなり立派な体格になった彼女のむっちりした身体から匂い立つエロスがたまりません。
