このレビューはネタバレを含みます
お互いの恋愛遍歴を語り合う、男女の話。
主人公と従兄弟の恋人が、お互いの恋を語り合うだけの話なのだけど、全体的にテンポ良く進むし、意外な展開もあったりするので、恋愛に興味のない自分でも楽しめました。
２人に共通するのは、とにかく流れ易い性格だという事。
物事を成り行き任せにする事で、男の方は不幸になっていき、女の方は幸福になっていくのは対比が効いてるし、そんな２人だからこそ、雰囲気に飲まれて一線を越えてしまったのかもしれません。
ただ、そうした欲に任せた恋愛は人間関係を複雑にして、自分だけでなく、第３者も苦しめる事になるし、どこかでケジメを付ける必要があるのかなと思いました。
従兄弟の妻が夫の不倫を許すと決めた様に、愛するなら覚悟を持って愛するべきだし、覚悟があるならパートナーを裏切っちゃいけないよね…という話で。
何だかんだで最終的には落ち着くべきところに落ち着いたんじゃないかな。
恋愛大国フランスの映画らしく、登場人物が不倫や浮気をしまくるので、不倫や浮気が倫理的にどうしても許せない人はご注意を。
