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Summer of 85のyukiのレビュー・感想・評価

Summer of 85(2020年製作の映画)
4.1
フランソワ・オゾンにも、瑞々しい感性の少年時代があったことに感動させられた。

もし時間を巻き戻せるなら
「君の名前で僕を呼んで」を観る前に戻り、今作を観てから「君の…」を観たかった‼️
(なまじ完成度の高い、濃密な「君の…」を観ていると、今作が霞んで観える気がしてしまうのが惜しい🥲)

皮肉も毒気も外連味もない、青春の輝きと痛みを描いていることについ甘めのスコア😌💕

主演はオゾン監督がオーディションで
彼を見た瞬間、アレックス(役名)と直感した“フェリックス・ルフェーブル”
アングルによっては美少年時代の(失礼🙇‍♀️)レオナルド・ディカプリオにも見えると思いつつ、実はリバー・フェニックスの幻影を見てしまい、一層、切なさが😂

相手役(?)ダヴィド(役名)を演じた、バンジャマン・ヴォワザンはフェリックスほど美少年ではないもののスタイル抜群!
独特の魅力、野心を体現していてナイス・キャスティング!

アレックスの理解者、文学部の教授に対し、ダヴィド母のサイコパス(?)ぷりが恐ろしい対比。

以下ネタバレではないつもり💦ながら、
気になる方はスルーで🙇‍♀️

◆原作(創作元になる事件も)あり
原作はエイダン・チェンバーズ著「おれの墓で踊れ」
著者は1966年、16歳の少年が墓地侮辱罪で再度、出廷したとの小さい新聞記事を見て創作。

◆オゾン監督の初心
オゾン監督が原作の小説を初めて読んだのが1985年、17歳。
いつか長編映画を監督する日が来たら、第1作目がこの小説と心に決めていたらしい。
(❗️だからタイトルにof85が)
35年を経て、その夢は叶う。

◆80's🎧♪
冒頭キュアーの“In Between Days”
イントロだけを引用!

ダヴィドの部屋で流れた
“Forest Fire”
ロイド・コール&ザ・コモーションズ

https://m.youtube.com/watch?v=GoLx5MKrr-g

遊園地で流れた
“Toute Première Fois”
ジャンヌ・マス

https://m.youtube.com/watch?v=wMuOLH-oQKs

ディスコで流れた
“stars de la pub”
ムーヴィ・ミュージック

https://m.youtube.com/watch?v=CQ04tlTeeKE

⭐️劇伴
ジャン=ブノワ・ダンケル(エール)

◆パンフ
大き過ぎる💦🟨の封筒に入ったパンフは読み応えあり!
なんとポストカード4枚まで!
夕陽の中、バックハグ😍あまりに美しくて倒れた💕

◆来場者特典
パンフが入るサイズのクリアファイルには眠る姿のアレックス😍が美しい💕
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