YosukeIdo

Summer of 85のYosukeIdoのレビュー・感想・評価

Summer of 85(2020年製作の映画)
3.3
終始イライラしてしまった…。

不穏な感じで始まり途中も結構な頻度で現在時点と過去の切り替えが起こるので、結構事件後の真相的なものを最後まで引っ張るんですが墓荒らし的なので捕まったのはすぐわかるし、分かったところでなんか肩透かし感あるし。

あと、主人公の感情や行動にまったく共感できずだったので、最後の私小説的なの書いてなんとなく許されて本人も前向きになってという展開に置いてけぼりをくらってしまいました…。

同じ状況に置かれたとして、自分はああいう感情の流れや行動はしないだろうなーと。
『君の名前で僕を呼んで』にあった謙虚さみたいなものはしっくり来て観ることができたんですが、本作は単純に自分の感性や価値観に合わなかったんだろうと思います。

あのダヴィドの母親の言動もしっくり来ず、あの人も実は、というかあの人が一番ぶっ飛んだ人なのでは?とさえ思ってしまいました。

それにしてもフランソワ・オゾン監督は「死」というテーマが好きですね。
誰かの「死」が必ず物語の中心に居座ってる気がします。
YosukeIdo

YosukeIdo