このレビューはネタバレを含みます
一体どこで破滅へ踏み出してしまうだろう、とか
浮気相手はトミーなんじゃなかろうかとか
途中から結構怯えながら見ていたんだけど
終盤のメッセージ、終わり方が結構前向きで良かった。
苦いけど、未来や人生への希望や喜びに彩られたラストで、
涙腺がガバガバになってしまった。
人生は思い通りにはいかないが、
失敗したって別にいい、完璧じゃなくたって別にいい。
ただ周りの人間や人生を愛するために、自分の不完全さを認めること。
そんでエンドロールの曲がまた良かったな。
ブラックコメディなのかなと思って見てたけど
ものすごくユーモラスな人生讃歌だった。
映像もきれいというか、光がきれいだったな。
どれだけ不穏になろうとも、光の表現がずっと柔らかくて優しい。