安心して暮らせる故郷を奪われ、何処に行っても送還されることに怯え、嘘で固めたストーリーで真実を語ることができないアミンの人生。
それがどれほど辛いことか、想像を絶する。
小さい船に乗せられた人々を巨大な客船から冷たく見下ろす人々、アミンの辛さに共感してるつもりが自分は見下ろす側の人間だ。「見てるだけ」の自分の偽善にいたたまれない気持ちになった。
デンマークでお兄さんと再会、ようやく穏やかに暮らせるはずがアミンにはまだ隠さなければならないことがあった。
そしてお兄さんがアミンを連れて行った場所は、、、「わかってたよ」の言葉に泣いた。
アミンの人生を受け入れて、彼の希望を尊重し、4年間待ってくれたパートナーと出会えて、ついに手に入れた新たな人生が幸せであるように願わずにはいられない。
