自分は、社会問題全般に関心がある方だと思っているのだが、それでも難民の問題への関心度は低かった。その理由の一つに問題が身近でないゆえの解像度の低さというか、正直なところ、ある種、幻想に近い認識を持っていた。(ウィシュマさんを始めとする入管問題、そして日本の難民認定の基準が高く、受け入れが極端に少ないことに怒りを覚えつつも、どこか他人事に思ってしまっていたのも事実)
このドキュメンタリーを観ると、全く想像し得ない境遇に衝撃を受けるばかり。残酷さもそうであるし、子供の頃に書いた字(言語)が読めないなど、同じ人間でも、こうも境遇が違うのかと。ニュースで観てなんとなく想像していたものより酷い現実があった。