アフガニスタンから脱出し難民としての苦難をくぐり抜けてきた男の半生を描くドキュメンタリー・アニメ。本人の安全を守るためにアニメ手法が用いられた。
ドキュメンタリー・アニメは、以前に観た「戦場でワルツを」（2008）で有効性を知っていたので今回も何の違和感もなく鑑賞できた。アフガン難民の過酷さ、ソ連崩壊直後のロシアの荒廃ぶりなど、個人の実体験が語られることでこちらも実感を伴って知ることが出来た。
「ラ・ラ・ランド」（2016）では軽薄な曲の象徴のように用いられていたA-haの「Take On Me」（1985）が、本作では平和時の思い出のシーンに使われていた。
