見事にミスリードに引っかかった…!かなり伏線が仕掛けてあるのでほぼネタバレかと思いきや、やられた(そっちか!掛けてた!)尺が長くないので圧縮感はあるけど、振り返ると結構良構成。信号の使い方いい。ティーン向けミステリー感(原作小説すばる新人賞)岩ちゃんの服装が凄く役に合ってた。
実は寝不足で冒頭20分位時々記憶が飛んだけど、あらすじ読んだらほぼ追えてた。うん〇の所で俄然目覚めた(笑。そういえばその直前で脚本西条みつとしさんって思い出して、いやこれ絶対面白いはずって思ったらそこから目が爛々!納得)累の佐藤祐市監督、ショッキングお得意。
大物俳優はまさに燻し銀^^柄本明さん、大友康平さん。個人的にわりと序盤に出てきた先生役が年の差婚の河井青葉さん(舞衣子さんの上司役)で、ああこの人見た事あるのに名前思い出せない…って思ってて、エンドロールでスッキリ。山田杏奈ちゃんもよかった。あとこれクリスマス公開予定だったのかな?
そして主題歌…須田景凪さんのゆるる最高でした!事前に歌詞は敢えて聞かずに映画を観たけど、じっくり読むとぴったり…完全にキダ目線で切ない。かかり方も王道の黒バック白文字のエンドロールで曲が沁みる。これ誰チョイス?佐藤監督なら累のBlackBirdに引き続き絶妙!
あと製作にメ~テレが入ってた!岩ちゃん名古屋出身だからかな?
とにかく岩ちゃんがいい役!!(個人的にこのキャラとても好き。ほんと切なさのかたまり。全部わかってるのがいい)
岩ちゃんは「去年の冬、きみと別れ」がとても良かったけど、ある意味ちょっと作風が似てるかも。やっぱり作品選びうまいと思う。
ちなみにミスリードの言葉(意味)の掛け方がまたエグい…(たぶん意図的だと思う。蔑視というか)そういう意味で階級社会を物語っていて、ティーン向きなのにちょっぴり社会派も感じられる。
ちなみに公開4週目の平日午前中なのに結構人が入ってて驚きだった(一応サービスデーだけど、このタイミングではいつもほぼ誰もいないのに…役者さん目当てか、原作好きの方かな?)
追記)ドッキリにほろっと来た…西条みつとしさんだな、と思った。
(原作未読なのでどう反映されているのかわからないけど、そこが一番印象に残った)