ニューランド

Haceldama ou Le prix du sang(原題)のニューランドのレビュー・感想・評価

3.4
【詳述は、『ベルリン特急』欄で】今に至る映画のハイエンド的、陰影と質感の求められる侭の撮影トーン、西部劇を保ちつつ·自然と怪奇因縁行き来の内容枠組、カットの組立対応·サイズ選択·移動とパン·の確度、キャラの親密さと相克と男女性性、全てを既にしてわきまえ、かつセンス失わぬ意欲がみなぎってる。東洋の1国で過剰に評価されてきた作家というは、この作家の大量作をワクワクしながら見直し·発見し続けてる、探求家の身近な存在からも、当たらないと思う。フランス通やその留学気取りが巾をきかす中、自国の批評軸の継承も大事だ。
 個人的には10代の時、教育TVで観た『わが~マリアンヌ』が最高傑作だが、戦前黄金期でも際立ってる2大代表作『我らの仲間』『旅路の果て』が1昨年生誕120年を記念し修復DVDとして出たと聞く。
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