このレビューはネタバレを含みます
Dolby Cinemaで鑑賞。
前作のヒットを経ての続編かと思ったら既に伏線がちゃんと引かれてるし話も前作ラストから直接繋がってて驚いた。
予告で明らかだけど全てのバースのスパイダーマンは必ず身内や恋人など大切な存在を失い、それを乗り越えてヒーローになるという二者択一の宿命を背負っている。
本作の主人公マイルス・モラリスはその運命に打ち勝とうと足掻くのだけど、それを阻止してマルチバースの安定を守ろうとする他のスパイダーマンとの戦いが描かれる。
奇しくも同時期に公開された「ザ・フラッシュ」がマルチバースを素材に同じテーマを扱いながら本作は違う結論に導いて行きそうな気配で話が進む。僕にはマイルスの選択の方がポジティブでヒーローらしいと思えた。
MCUスパイダーマンに続いて本作でも過去作品や関連作に絡めたイースターエッグが仕込まれてるのでそれを探すマニアックな鑑賞も出来る。
何百人ものスパイダーマンがそれぞれキャラ付けされてて声も画面の内外を個々に動く音響設計も楽しい。
前作に引き続き主要キャラとして登場するグウェン・ステイシーと新キャラ スパイダー・パンク=ホービーが特に魅力的。
次作「Beyond the Spider-Verse」が待ち遠しい。