ひでG

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのひでGのレビュー・感想・評価

4.4
凄いもの観た!
ただ、ただ凄いもの観た!

先日、よーやく映画館で観れた「アラビアのロレンス」があの時代の最高の映像世界!

この映画は、新たな映像世界という点では最先端なんだと思う。

昨年観た「アバターウェイオブウォーター」も確かに技術的に優れた映像を見せてくれたが、正直、本作の方が数段衝撃的だった!

アニメーションとしては、140分はかなり長い尺だけど、おそらくその1/3くらいの時間は、思わす口を開けて、圧倒されながら、スクリーンに釘付けにされていたと思う。

日曜の9時からの吹替え上映ということもあり、お子さん連れの家族もかなりいらしたんだけど、小さい子たちは途中から着いて行けなくなったようだ。

分かるよ、おじさんだって必死にスクリーンにしがみついて見てたんだから!😅

どこが凄かったのか、体験しないと伝わらないところもあるけれど、、絵のタッチ、いや絵そのものが場面や人物によって変わり、
それらが幾層にも重なりあっている(まさにアクロス!)
そう!ミルフィーユ!

例えば、冒頭(前作の紹介が によって語られるんだけど、パート2もので、こんなにもスタイリッシュにそれまでのストーリーを紹介した映画はなかった!、開始早々もう持っていかれちゃう😅)

グウェンと父とのパーツ。ここではパステルで滲ませたような画面。

それが 登場とともにアアメコミをそのまま動かしているようなアクティブな画面となる。

様々なスパイダーマンのキャラやお国柄によって、それぞれ画面のタッチが異なっている!

そして、凄いのは、それが違和感なく融合していることだ!

一番好きな場面は、グウェンとマイルズが
ビルにぶら下がりかなら、未来を語るシーン。
逆さまの大都会の夜景がこんなに美しいとは!😭

さて、この映画は、凄まじい革新的技術によってだけ成り立っているのではない。
その中で人物がきちんと生きていることが肝心だと思う。

マイルスもグウェンも普通のティーンとして
リアルに生き、悩み、進もうとしている。
(ピーターパーカーが今回少し薄かった感じはしたが、、)

来春、またみんなに会いに行くよ。
もっと凄い世界を見せてくださいね!!
ひでG

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