『何が悪いの?』
『みんな、やってることでしょう?』
行間を読むと、こんなセリフが聞こえてきます。
これぞまさしく『おまかせ民主主義』の成れの果て。
政治家たちも悪いことをやっているという認識はなかったのでしょう。
しかし、惜しむらくはいかにメディアが頑張って報道しても市民、あるいは県民全体が一丸となって不正を正していく世論が構築されないと、単なるスタンドプレーで、荒らすだけの形になってしまいかねません。
ステレオタイプの意見になってしまいますが、とかく日本は長いものには巻かれろの御都合主義、出る杭は打たれる。習慣や慣習を重んじるというと聞こえは良いですが、要はめんどくさいことはやりたくない、変化を嫌う社会組織です。
富山だけが、北陸の保守的な風土故、このような政治家の集団横領が罷り通っていたのではないかと考えがちですが、全国どこの自治体でも額の大小はあれど、あり得ることだと思います。
それをきちんとメディア側が見つけ、報道する気概があるのかないのか、その違いだと、私は思います。
裸の王様における子供の存在として、チューリップテレビは頑張ったのでしょう。が、いかんせん市民側が笛吹けど踊らずの状態では、まだまだ道は遠いと言わざるを得ません。