このレビューはネタバレを含みます
ー誰が生き誰が死に、誰が語り継ぐのか。
もうほんと、学生時代世界史に
全く興味持てなかったのが悔やまれる…。
世界史勉強しなおそうと思った作品。
アメリカ史全く知らない自分でも楽しめた!
▼以下印象に残ったシーン
■アンジェリカのsatisfied
曲の入り方、rewindの歌詞の部分で
舞台がリアルに巻き戻しされてて一気に惹きつけられた
ーあの夜のこと一生後悔するかも
初めて見たあなたの瞳忘れられない
あんなに苦しみの宿る知的な瞳を私は知らない
挨拶され名前を言えぬほど
ー君は満足を知らない女性だ
私と似てる
心が満ち足りない
満足を知らぬ男だ
■ハミルトンののし上がりシーン
人の上に立つ人って本当に生き急いでる印象。
まさにこの歌詞の通り、
寝る間を惜しんで日々前に進んでる。
それを見て焦燥感を感じる人もいれば、
生きてるだけで幸せだよ的な思想もあり、
動物としてはただ生きて子孫を残すことが生きる目的なんだろうけど、思想を持って戦って前に進んでいく人間って改めてすごいな。(小並感)
最終的にはどこに行き着くんだろう…。
ーなぜお前は毎日書き続ける?
昼夜急かされるように
毎日時間切れのように
時間切れなのか?
明日は来ないのか
書かねば死ぬのか
命を削るように
ー神に祈りが届かない時は
自らをペンで救済した
■ハミルトンのラストシーン
決闘当日。
相手をよく見るためにメガネをかけていても、
最期は息子に教えたように空に銃を向ける。
最初から一貫して自分の信念を貫き続けた人…。
ー向こう側が見える
ローレンスが兵を引率
息子もいる 私の母のかたわらに
ワシントンも見てるぞ
私に別れの仕方を教えてくれ
のし上がれのし上がれ
イライザ
君はゆっくりおいで
向こう側で待ってる
"自由"に乾杯を
■イライザのラストシーン
誰が生き、誰が死に、誰が語り継ぐのか。
一度はハミルトンからの手紙を
全て燃やし彼の人生から退場したけど、
最期は彼のやりたかったであろうことを
代わりに全うし、彼の人生を語り継いだのはずっとそばにいたイライザ。
ー1番誇りに思うことを話すわ
ニューヨーク初の孤児院を創立した
何百人もの孤児を支援しその成長を見届ける
彼らの瞳にあなたを見る
いつもよ
最期の時私は満足するの?