「タカナクイ」という喧嘩祭り。創作だと思っていたら本当にあることにびっくり。「タカナクイ」という名前からして日本の「カラテ」とか中国の「カンフー」といったアジア圏の格闘技に近いものだと思ったらまさかのペルーの喧嘩祭りとは。
祭りの詳細は少年から成人に至る男子（女子も）が、一年に一度クリスマスの日に町の闘牛場に集まり、一対一で格闘するというもの（wikipediaより）。
一年間の蟠りや不満をここでぶつけることで、すっきりと新年を迎えるという伝統文化。この行事により良好な人間関係を維持しているという。
気になってVICEのドキュメンタリーも見てしまった。
https://www.youtube.com/watch?v=5BqvsfzUKbw
極端な話、映画「パージ」のような考え方だと思った。「パージ」では１年に一度殺人が許される時間を設定する事で治安を維持している。
映画の内容について。クリスマスの日にタカナクイという文化を知った男が、なぜか家族と喧嘩をするという内容。タカナクイの意義を考えると、家族の関係を深める為の行為なのだろう。短編でちょっとしたアクション映画となっているので、中身はまったくないのだが一人一人にキャラクターがあって良かったと思う。この監督センス良さそうなので他の作品も見てみたいかも。
