『デリリウム』のレナート・ポルセッリ監督によるホラー映画♡♬*ﾟ

夫を亡くした奥さまの恐怖が、狂気へと変わる。それもそのはず、奥さまは不倫していたのだ。見えない夫の影に怯え始める。無人の暴走車に殺されかける冒頭から良い。もう訳わからんくて楽しすぎる。夢か現か、不気味でシュールな恐怖演出はお見事だし蛆虫死体すら可愛い。“正気の沙汰じゃない”のは奥さまも同じ。だが、アイツが1番おかしい。エリザちゃんが幸せになれるなら何でも良い

• #70年代
• #イタリア
• #ホラー★
• #スリラー★
• #狂気
• #復讐

開幕早々謎の白い車に追いかけられながら、悪夢のようなフラッシュバック。科学者ブレヒトは地下室で蘇生か何かの実験中、火事で死亡。妻リーザは夫の幻覚に怯えている。彼女とフィアンセの精神科医ライロ。事故のトラウマで口のきけなくなった助手エリザ。かつてリーザの愛人だったサディスティックな双子の弟ジョルダノ。怪しげなメイドのカティア。何度も部屋に閉じ込められ叫ぶ女たち。バルコニーには黒い足跡。電話をすると感電。階段を上ると網に捕らわれウナギが降ってくる。夫の死を確認するのに棺を開けると骸骨にはウジ虫。助手を車いすで踏みつけるジョルダノ。燭台を凶器にするリーザ。飛び降りからの逆さ吊り。屋敷、らせん階段、地下室は如何にもポルセッリ的な空間。『デリリウム』『イザベルの呪い』や未見作も続けて見たい。