ユージーン

エノーラ・ホームズの事件簿のユージーンのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

若い俳優たちの演技の甘さも、出会ったばかりの少年少女で恋愛に発展するのも、ドラマ予算で制作された映画といった仕上がりが否めなく、メタ介入する主人公の語り部が安っぽさに磨きをかけているが……その一方で舞台美術は細かく、着せ替え人形よろしく様々な当代の衣装を着回す絵はとても画面映えして楽しかった。

「シャーロックホームズ」の冠がつけられた作品は擦られ続けていくら煎じてももう味がせず期待を上回ることはあまりないが、イギリス映画の毒々しさはやはり病みつきになるクセがあるようで、なんだかんだで観てしまうという感覚。

続編があるようだが、そちらはまたいつか…気が向いたら。