今日も喉が痛い

ボーイズ・ステイトの今日も喉が痛いのレビュー・感想・評価

ボーイズ・ステイト(2020年製作の映画)
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若い男を集め国民党と連邦党と分かれて模擬選挙する様子を映したドキュメンタリー。
選挙に勝つとはどういう事なのか?というのを考える良いキッカケになった。
公約に中絶反対を掲げた保守的な知事候補の1人がいて演説ではそれをばんばん言うわけ。でも個人インタビューでは「別に俺は中絶反対じゃないんだけどね」って言っちゃうんですよ。これは勝ち馬に乗るというやつで、そうした方が票が取れるという判断で自分の信条とはもはや関係なく勝てなかったら意味ないと勝利至上主義。
これは誰かが言ってたんだけど、選挙行って自分が投票した人が負けると自分も負けた気になって嫌だから勝てる人に入れる若者は多いって聞いた事ある。

ダークホースだったガーザ君が国民党を
勝ち上がり最終決戦では負けちゃうんだけどみんなハグしに来てさ。感動的でね、僕も彼に勝って欲しかったですけど、これが選挙ってやつの難しさかぁというね。
そんなガーザ君はナポレオンが好きなんですね。自分と重ね合わせて。水差す様で悪いんだけど、前に『ナポレオン』観たから言うけどアイツ戦いにおいては人を虫ケラみたいに扱ってたぞ。笑

1つ言えるのは日本の政治家よりもよっぽど自分の考えで喋っているので情けなくなってくる。
これ見るとさアメリカってやっぱ凄いなとは思うんだよ。若者が政治にこんなに熱くなれるんだなって。思想はどうであれ保守もリベラルもどんどん良い人材が育つような気がするんですよ。なのに!
次の大統領選もバイデンVSトランプになりそうってどゆこと?笑
うーん、トランプは分かるんよ。民主党…人材おらんの…?いや全然負ける可能性あるよね。