ウルフウォーカーのちぃのネタバレレビュー・内容・結末

★3.9 　イングランドから狼退治でアイルランドにやってきた、ビルとロビンの父子。町の外に出ることを禁止されているにもかかわらず抜け出したところで、狼と人間が一つの体に共存する“ウルフウォーカー”のメーヴ出会う。

メーヴに噛まれたことで自分もウルフウォーカーになってしまったロビン。彼女はメーヴを救うと約束するも、父のハンターや父親としての威厳と面目守るために奴隷のように街で下働きをさせられる。
ロビンは、この街での生活が嫌になり、メーヴと彼女の母を救うために動き出す。

唯一の肉親の父に意を決してウルフウォーカーと狼を街に近づけない方法を説明しても話を信じてもらえず取り合ってもくれない。
街を統治する護国卿の命令に背こうとするロビン。自分が命令に背くことは護国卿の命に従っている父をも苦しめることと我慢をしながらも、メーヴを救いたいと思うロビンの心境が苦しい。

人間からウルフウォーカーになったロビン。人間の時は感じなかったものを感じるのを見て、狼になって地球を感じるとはどんな気持ちだろうと思った。