「さがす」で久々に邦画にやられてしまい
片山監督のファンになってしまったので
サクッとショートのコチラも観てみることに「岬の兄弟」は今作以上にキツそうだ
と思うと体調がいい時に観たい方が変な
影響を受けないなと思ってまだにしてる
30分弱ながらも比例してない内容量と
熱量。特にクライマックスなんだけど
今回から自宅の鑑賞環境を変えてテレビの
スピーカーでなくシアタースピーカーに
してみたらまぁ〜臨場感が凄くて
痛さや惨たらしさ陰惨さや屈折さなどが
入り混じった地獄絵図そしてやっぱり
ポンジュノイズムなあの生理的にキツい
絵作りというかあれはなんだ?照明なんかな?緑がかった下水のような配色やら
血糊の表現のリアルさなんかや生活感の
生々しさとかが色々と合わさって
おどろおどろしさを表現していてそれが
マッチしてより際立っていた。
出オチ感があるけども清瀬やえこさん
演じる紗希の感情の高まり感とか目の演技
が印象的。実際の事件を元にしていて
当時自分も衝撃的だった事件現場の写真は
鮮明に覚えている。
それを元にここまで作り上げられるのが
凄いし深みを持たせたと思う。
男女どちらもみせる異常性が物語のキー
な気がしてゾクゾクした。
この監督作から韓国映画のゾクゾク感への
入門とかになったら嬉しいなぁ
そんな映画。