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私をくいとめてのlpのレビュー・感想・評価

私をくいとめて(2020年製作の映画)
4.0
東京国際映画祭にて鑑賞。

観客賞を受賞した大九明子監督の『私をくいとめて』!
昨日の『家庭裁判所 第3H法廷』が最終案件になる予定だったけれど、チケットを取っておいた「観客賞受賞作上映」に予想通り本命の『私をくいとめて』が飛び込んだ!そんな訳で、これが本当に本当の2020年のTIFF最終案件!!!
そしてこれがラストを飾るに相応しい快作だった!

脳内に「A」という空想の友達を抱え、「ひとり」の生活を満喫する女性の物語。彼女が年下の男と恋に落ちるところから、ドラマが動き出す。

原作:綿矢りさ、監督:大九明子と聞くと『勝手にふるえてろ』をどうしても思い浮かべてしまうけれど、今作もまた拗らせた女性を主人公に、大九監督のユーモラスかつユニークな世界で物語が展開される。

特筆すべきは主演ののん!
彼女の演技と魅力が全開となり、映画を牽引していく。林遣都と向き合う時の愛らしさと、ひとり「A」と話す時とのギャップには凄まじいものがある。

12月に劇場公開が決まっている今作。オススメです。
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