赤痢

私をくいとめての赤痢のネタバレレビュー・内容・結末

私をくいとめて(2020年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

脳内に別人格の相談役がいるのいいと思います。どんなときも客観視できそうだし、自分を否定しないし。
人といるには我慢がいるから一人は楽。
みつ子は、部屋が整っていて生活に秩序があり、小さい娯楽やかわいくてやさしい人を逃さないので魅力的。温泉のお笑いとか。みつ子は激しく攻撃性があるが、親しくない人にはけっして腹を割らないのでそれらを内に秘めてるのも良い。でもその攻撃性はさっぱりしていて、じめじめしてない。飛行機で気分悪くなってもすぐ気持ちが切り替わってコロッと寝るとか、感情豊かで切り替わり早くて軽快で好き。あと下着とか小物が派手派手なのもいい

どこにいってもやっていける人っていうのは、さつきのように自我を貫いている人のことで、わたしのような飽き性とは訳が違うから、はやくまともな人間になりたいと思った。
次から次へと新しさを求めるのはずーっと狭いところにいるよりましだと思うが、どちらにせよその場その場に居合わせた人への愛と敬意がないのがよくなく、たまたま居合わせて歳とか性別とか全部関係なく仲良くなるとかそういうのが結局大事なんですよ。アライブ。スマホを叩き割れ

あとこれ多田くんの付き合っても何も変わらないよ俺が隣にいるだけでと言ったのが良くて。そういう激しさのない凪のような人間大好き。愛おしい。途中で想いを言っちゃうんかい(良かったね)。あと仲良しの先輩かわいすぎる。営業ちょっと面白そう。

クソでかい世界を見たい。特に巨像。無駄ってかわいい。祈りも

Aは理性的な判断を下すように思えるが、結局みつ子の本能を行動に移してくれていた。
あなたはあなたをやめられない
無理なことも足りない部分も後悔も欠点も全員ある

疲れてるのに眠れない明け方、普段なら観ない新しめの日本映画を小さい画面で観たくなる
赤痢

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