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私をくいとめてのyesのレビュー・感想・評価

私をくいとめて(2020年製作の映画)
3.3
非常にわかる。

自分の行き着くところもここなんだろうなと思うし、やはり自分もいつかAを自身に統合しなければならないんだろう。
Aは自分を社会に適応させるための矯正具のようなもので、実は親しい他人で代用できる(というか親しい他人の代用がAなのかも)。私はそれ自体は理性的な解決策だと思っているけれど、問題は「人と親しくすることを避けてAの元へ逃げる」ことだと思う。自分で書いて抉られる…
Aはいわば安全基地で、いつかそこを離れて外の世界に踏み出すのが健全な精神の発達なわけだけど、やっぱり怖いし、色々言い訳しながらズルズル引き延ばしてきた自己嫌悪もあり、なかなか傷つく覚悟ができない。よね。わかる。
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