とにかく主人公が面倒くさくてイラッとした。
お一人様期間が長かった30過ぎの独身OLが主人公。
友達もいないがAという脳内人格を作り出しているため、主人公は孤独を感じることはなかった。
だが、年下の男と知り合い付き合うことになるのだが、お一人様の他人に気を使わなくてよい気軽さから、それさえも苦痛に感じる。
その苦痛から逃げるように脳内人格Aに依存する異常さを自覚した主人公は「誰か私をくいとめて!」と絶叫する羽目に。
誰も本当の自分から逃げることは出来ないし、心の奥底では自分を誤魔化すことは出来ないんだよね。