トランスマスター

ノマドランドのトランスマスターのレビュー・感想・評価

ノマドランド(2020年製作の映画)
3.0
♯142 自分の道を選択した開拓者たち

舞台は2011年ネバダ州の閉鎖された石膏採掘所の企業城下町エンパイア
主人公は白いFordエコノラインをキャンピング仕様に改造して車中泊で職場を転々とする60代の女性ノマドワーカーのファーン
ネブラスカ州のRTR(ラバート・トランプ・ランデブー)放浪者の集会での物々交換やノマドワーカーの交流を描いたロードムービーです。

◆良い点/注目ポイント
・フランシス・マクドーマンドは台詞は少なくても出演するだけで映画に箔がつく凄い女優です。
・国立公園の広大な自然と、ED曲のカントリーミュージックが心に沁みます。
・劇中のノマドワーカーは本物のノマドワーカーが本名で演じています。

◆改善点
・無し

◆総括
・日本のノマドワーカーは、スタバでMacBookのキーボードを叩いて悦に浸る人々ですが、アメリカのノマドワーカーは、貧困や孤独、死別などの切実な事情を抱えた高齢オートキャンパー。
晩年の人生の過ごし方について考えさせられる映画でした。

ソロキャンプが好きな方、ドキュメンタリー映画が好きな方にオススメです。

-2023年142本目-