#TIFF2020 2本目鑑賞作品
金獅子賞受賞ですしアカデミーにかなり絡んでくるだろうと思いまして期待して鑑賞しました。
ノマドについても知らなさすぎて勉強不足でしたが
やっぱりよかったです。。
夫を亡くしたファーンがノマドとして様々な出会いと別れを繰り返し、生きていくロードムービー
なのですけど
!以下ネタバレ含みます!
観終わってあのラストで放心状態でした
うまくは言えないけど。
彼女はこの先こうやって生きていくのかなあって。
多くは語られない夫ボーとの別れ
個人的に、職業柄思ったのが
相当夫は苦しんで辛い死だったんだろうということ
麻薬(モルヒネ)使ってたくらいですし
愛する人の死際が苦痛で終わってしまったなんて。
経験済みですが他人の死でさえかなり引きずってしまうほどの体験ですから。
彼のことをすごく愛していたからこそ
彼の愛したエンパイアには特別な思いがあって
彼女の中ではこれからの人生をこう生きていくんだという強い意志、指針があって
ノマドとしての生き方を選択したのでしょうね。
軽い気持ちでこの生活を選んだと思うの??
というようにファーンが怒るシーンがありますが、それからも相当な決意をしたのがわかりました
(姉やデイブのように、彼女のことを想ってくれる人々がいて、彼らと暮らそうと思えばできちゃいますからね)
そして旅の中でいろんな人に出会って別れがあるけれど、さよならじゃなくてまたどこかでっていうのがやっぱり印象的でした。
この作品を本当に公開されるのかな?っていう中でいち早く鑑賞できたことは本当に感謝すべきことだと思いましたし、映画も一期一会だよなーとか自分の人生においても人との出会いについて考えてみたりと観終わってからもじわじわくる作品でした。
ドキュメンタリーだったのかなあ?
また公開されたら観ます。