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ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償のBigsのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます


アカデミー賞受賞作にも関わらず日本ではDVDスルーとなった本作。

ブラックパンサー党の指導者フレッドハンプトンへの接近を目論んで、FBIから送り込まれた黒人青年ビルの目線から、党の活動やFBIのやり口を描く。
『ゲットアウト』の出演者コンビがフレッドとビルを演じる。ラキーススタンフィールドは常に迷いがあるような、揺らぎを携えた演技で良かった。
やはり演説シーンは迫力がある。ブラックパンサー党とキング牧師派の関係や、黒人の公民権運動団体と白人貧困層・プエルトリコ人団体が一時期組んでいた事実も描かれる。
終盤はあまりに唐突に思えるが、それくらい実際のFBIのやり口が不合理で酷かったということだろう。
最後に説明されるビルの最後も壮絶。
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